2006年02月06日
“売り”がはっきりしている宿を選ぶ
何となく誰かの旅行に付いてきた人は別ですが、お客さんは、何かを期待
して宿に泊まります。
その期待と、その宿の力が全く噛み合っていないと、とても不幸なことが
起こります。
先日、当館の宿泊プランの一つ、「一人旅プラン」でお泊まりいただいた
女性のお客さんがいました。
とても舌が肥えた人で、美味しい料理を期待して当館に泊まったようでし
た。
申し訳ない事に、あまり期待に応えることはできませんでした。
聞けば、以前に家族旅行で「佳松園(かしょうえん)」様や「廣美亭(ひろみ
てい)」様にご宿泊していたとの事でした。
★参考サイト
岩手県花巻温泉「佳松園」
岩手県花巻温泉「廣美亭」
どちらも当館近隣の温泉宿で、料理が自慢の宿です。
また宿泊料金が一泊15,000円から20,000円くらいはします。「一人旅プラ
ン」は平日、税込10,650円ですので、かなり差がありました。
一人で泊まれる温泉宿、ということで選んでいただいたようですが、料理
に関して、期待に応えることが出来ず、お客さんと宿が噛み合いませんで
した。
これは、お客さんにとって不幸ですが、宿にとっても不幸なことです。
これを防ぐには、積極的に自分たちの売りの部分をアピールしている宿を
探すことです。
その宿が、料理を食べて欲しいのか、温泉を楽しんで欲しいのか、家族連
れに来て欲しいのか、グループ客に来て欲しいのか。
それらの事が、よく伝わってこないような、あいまいな姿勢の宿は選ばな
い、ということです。
これはどういう事かというと、「うちの旅館には、こういう人が泊まって
下さい、そうじゃない人は遠慮して下さい」、と言っているような宿を探
すということです。
例えば、「一人旅プラン」であれば、「お一人でゆっくり温泉を楽しんで
もらいたい」という、宿の期待が込められおり、あくまで温泉をメイン商
品として売っているわけです。
それとずれた事を期待されると、不幸なミスマッチが起きてしまいます。
これは宿を探す基準になります。
お客さまに宿への期待があるように、宿にもお客さまへの期待があるので
す。
逆を言えば、期待を明確にして、上手く表現している宿が、お客さまから
の支持を受けやすい、ということでしょう。
その点、私の宿は、まだまだ表現しきれていません。
宿も自己を表現しなければならない時代になりました。
あなたも、自分の期待と合った表現をしている宿を探して下さい。
■今日のお話はどうだったでしょうか?
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この記事へのコメント
1. Posted by
ちゃまのすけ
2006年03月07日 12:36
とても興味深く読ませて頂きました。
旅慣れた人もそうでない人も、温泉旅館=温泉+料理というイメージがあると思います。
旅行に出れば、その額を忘れてしまうもので、なかなか対価を正当に判断出来なくなってしまう。
よく大手旅行社の友人がこぼしていました。
ツアーアンケートで料理がまずい・少ないと大多数に書かれ、「あんた幾ら払ってると思ってんの?」
これはこれで良くないと思いますが。
2. Posted by
■温泉旅館の経営者が教える旅館選び■の松田
2006年03月08日 08:36
コメントありがとうございます。
>ツアーアンケートで料理がまずい・少ないと大多数に書かれ、「あんた幾ら払ってると思ってんの?」
これはこれで良くないと思いますが。
そうですね。これは良くないです。やれる範囲内で最善を尽くせば、それなりに結果はでると思います。
げんにそうやって頑張っているホテルや旅館を知っています。



