2006年09月20日
外観の写真について
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こんにちは。松田忠です。
今回は、先日完成した無料レポートをお読みいただいた方から質問が届いておりますので、紹介したいと思います。
★話題になっている無料レポートはこちら
『インターネットで旅館のことはどこまで分かるか』
詳細情報と購読申し込みはこちらから↓
http://mag-zou.com/report_get.cgi?id=m0000178403_1
無料レポートのなかで、旅館のサイトなどに掲載されている写真について触れています。
写真の印象によって、旅館のイメージや宿泊予約の成約率が左右されると言われていまして、旅館側では、見ている人に良い印象を持ってもらうために写真にあれこれ工夫をしている、という話しをしました。
そこに関連した質問が読者の方から届きました。(ありがとうございます!とてもうれしいです。)
ハンドルネーム、みち丸さまからの質問です。
以下にそのメール内容を引用します。なお質問以外の箇所は省略させていただきました。
-----------------------(ここから)-----------------------------
>松田さま
>はじめまして。
(中略)
>旅館の外観についてお尋ねしたいのですが、
>料理写真などと同じように、良く見せようとする工夫、ないしは
>何か演出のようなことをしているのでしょうか?
-----------------------(ここまで)-----------------------------
無料レポートでは、客室、料理、風呂については詳しく述べましたが、外観についてはあまり触れなかったので、今回のメルマガで補足していきたいと思います。
外観写真は、例えば玄関まわりのアップや建物全体が入るような遠くから撮影されたものなど様々です。
ここでは、玄関まわりにポイントをあわせた写真について取り上げます。
外観というのは、トップページなどにも使われるように、非常に重要な写真です。そこに用いられる工夫としては以下のようなものがあります。
1 夕暮れ時に撮影されたものであること
2 地面に水をまいていること
3 間接照明を効果的に使用していること
まず1点目ついて。
外観写真は料理写真などと違い、屋外撮影となります。
ですから時間帯によって写真の印象がだいぶ変わってくるのです。
夕暮れ時というのは、完全な夜でなく、完全な昼でもない時間帯です。このような明るさのなかで撮ると見ている人にある印象を与える写真になります。
それは、明るいところで全部見えるよりも、ぼやけた薄明かりの中のほうが、見ている人に、「自分が住んでいるここでは無い、どこか」、異郷のような印象を与えることができるように思われます。
旅行とは、日常の世界から飛び出し、見たことの無い世界に行くことが楽しみですので、異郷的なイメージをつくらせる写真になっているのではないでしょうか。
あとは、ただ単に見せたくない部分を隠せる、という理由もあるでしょう。
暗いですから、壁の傷やしみなどが目立たなくなります。
次に2点目。
地面に水をまくのは、光の反射のためです。
料理に霧吹きで水をかけて湿らせて、てかりを出すと美味しそうに見えるように、地面に水をまいて写真の印象をアップさせるのです。
試しにやってみますと、本当に違ってきますよ。
最後に3点目。
間接照明は、行灯、提灯、ローソクの火など様々です。
照らせる範囲がそれほど広くないですし、強い光ではないので、1点目にあげた、夕暮れ時にこれを使って撮ると、写真の印象をさらにあげることができます。
以上を見ますと、これらの写真が目指すものは、異郷的なイメージをつくりだすことではないか、と思います。
木造やコンクリートのただの建物が、このような工夫で変わるというのはとても面白いです。
みち丸さま、こういうことをお話してみましたが、いかがでしょう?
■今日のお話はどうだったでしょうか?
少しでもあなたのお役に立てたようでしたら、下記をクリックいただけるとうれしいです。
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以下にそのメール内容を引用します。なお質問以外の箇所は省略させていただきました。
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>松田さま
>はじめまして。
(中略)
>旅館の外観についてお尋ねしたいのですが、
>料理写真などと同じように、良く見せようとする工夫、ないしは
>何か演出のようなことをしているのでしょうか?
-----------------------(ここまで)-----------------------------
無料レポートでは、客室、料理、風呂については詳しく述べましたが、外観についてはあまり触れなかったので、今回のメルマガで補足していきたいと思います。
外観写真は、例えば玄関まわりのアップや建物全体が入るような遠くから撮影されたものなど様々です。
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1 夕暮れ時に撮影されたものであること
2 地面に水をまいていること
3 間接照明を効果的に使用していること
まず1点目ついて。
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ですから時間帯によって写真の印象がだいぶ変わってくるのです。
夕暮れ時というのは、完全な夜でなく、完全な昼でもない時間帯です。このような明るさのなかで撮ると見ている人にある印象を与える写真になります。
それは、明るいところで全部見えるよりも、ぼやけた薄明かりの中のほうが、見ている人に、「自分が住んでいるここでは無い、どこか」、異郷のような印象を与えることができるように思われます。
旅行とは、日常の世界から飛び出し、見たことの無い世界に行くことが楽しみですので、異郷的なイメージをつくらせる写真になっているのではないでしょうか。
あとは、ただ単に見せたくない部分を隠せる、という理由もあるでしょう。
暗いですから、壁の傷やしみなどが目立たなくなります。
次に2点目。
地面に水をまくのは、光の反射のためです。
料理に霧吹きで水をかけて湿らせて、てかりを出すと美味しそうに見えるように、地面に水をまいて写真の印象をアップさせるのです。
試しにやってみますと、本当に違ってきますよ。
最後に3点目。
間接照明は、行灯、提灯、ローソクの火など様々です。
照らせる範囲がそれほど広くないですし、強い光ではないので、1点目にあげた、夕暮れ時にこれを使って撮ると、写真の印象をさらにあげることができます。
以上を見ますと、これらの写真が目指すものは、異郷的なイメージをつくりだすことではないか、と思います。
木造やコンクリートのただの建物が、このような工夫で変わるというのはとても面白いです。
みち丸さま、こういうことをお話してみましたが、いかがでしょう?
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この記事へのコメント
1. Posted by ヤセガエル
2006年09月23日 18:17
ヤセガエルと申します。
初めて貴サイトを拝見いたしました。
私は、温泉についてはいわゆるライト層(雰囲気を楽しみたい派)なので、あまり深く考えずに出かけていたんですが・・・いやぁ・・深いですねぇ。
別記事ですが、「温泉名に動物が入っているのは、動物が先に見つけた温泉」というのも、歴史の深さとか、日本の伝統文化の根っこを見るようで、大変興味深い話題でした。
それと、温泉遺産の記事にあった、 『施設の経営者が湯守と旅籠の心意気を兼ね備えていること』
・・これにはシビレましたね!心意気!
松田さんも、日本の伝統文化を担う(大ゲサ?)という大変有意義なお仕事をされているワケですね。今後も『心意気』を持って頑張ってください!
これからも、現場ならではの楽しい情報を発信してくださいね!
それではまた。(最後に応援クリック!)
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私は、温泉についてはいわゆるライト層(雰囲気を楽しみたい派)なので、あまり深く考えずに出かけていたんですが・・・いやぁ・・深いですねぇ。
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2. Posted by
■温泉旅館の経営者が教える旅館選び■の松田
2006年09月23日 22:56
コメントありがとうございます。伝統文化をになうというのは、確かにおおげさかもしれません(笑)
でも、旅館の建物などは、時の宮大工がつくったものですし、いやおう無く日本的であり、岩手的であり、また花巻的でもあるでしょう。
また遊びに来てくださいね。お気軽にコメントいただくと、とてもうれしいです。



